海外FXの確定申告ガイド【2020年最新版】

「海外FXでは確定申告が必要か?」

海外FXを行なっていると、このような疑問が浮かび上がってきますよね。確定申告をしないと、「無申告加算税の発生」「延滞税の発生」などのペナルティが発生することがあります。

そのため、必要な場合には確定申告をしっかりと行っていかなければなりません。この記事では海外FXの確定申告について、分かりやすくご紹介していきます。

この機会に、海外FXの確定申告における主な疑問点を解消していきましょう。

確定申告ってなに?

「確定申告」とは、1年の所得にかかる税金を自分で計算し、所得税(収入から経費・控除項目を引いた額)を税務署に納める作業のことを指します。

サラリーマンや公務員の方は、あらかじめ給与から所得にかかる税金が引かれる「源泉徴収」があるため、確定申告する必要はありません。ただ、フリーランスの方などは会社に勤めているわけではないので、自分で税額を計算し税を納めなければならないのです。

課税逃れは必ずばれるので、確定申告は必ず行うようにしましょう。

また、確定申告には帳簿が簡単な「白色申告」、65万円控除ができる分帳簿が複雑な「青色申告」があります。基本的には青色申告を選ぶのが一般的ですが、収入によって白色・青色のどちらでも税額がそれほど変わらない場合もあります。

そのため、自分にとって最適な方法で確定申告を行っていきましょう。

確定申告必要?

「いくらから確定申告が必要なの?」というように思われている方も、きっと多くいらっしゃるかと思います。結論から言うと、海外FXでは雑所得が20万円を超えると確定申告が必要です。

日本の税制上、海外FX取引で得た利益は課税制度に従って税金を納めなければなりません。そして、海外FXで得た利益は「総合課税の雑所得」となり、国内FXで得た利益は「申告分離課税」となります。

ただ、雑所得20万円以下の場合に確定申告が必要ないのは、「給与所得を受けている」「その他に所得がない」など、さまざまな条件が揃っているときです。そのため、フリーランスの方やその他の副業で収入がある方は、雑所得20万円以下でも確定申告が必要となります。

自分が確定申告を行う必要があるかどうかの最終判断は、国税庁のホームページで確認することが可能です。

海外FXにおける確定申告

「確定申告はどのようなことを行うのか?」というような疑問を持たれている方もいらっしゃると思います。海外FXの確定申告で行う作業について、あらかじめ抑えていきましょう。

国税庁のホームページにアクセスしたら、以下のような作業を行います。

・「e-tax」で納税するか、納税書を印刷して提出するかの取り決め

・PC環境のチェック

・給与所得や控除の入力

・海外FX所得の入力

・住民税・住所・氏名の入力

・確定申告書の印刷

海外FXの確定申告では、大まかにはこのような作業が必要です。ご覧のとおり、海外FXの確定申告においても、「e-Tax(国税庁が運営しているオンライン納税システム)」を利用することができます。

e-Taxでの確定申告には、「24時間利用可能」「添付書類の提出を省略できる」「自宅でできる」というメリットがあります。特に、自宅から税務署が離れている方におすすめの申告方法です。

海外FXの確定申告における5つのポイント

海外FXの確定申告には、注意するべき5つのポイントが挙げられます。

  • 国内FXとは損益を相殺できない
  • 海外FXでは損失を繰越できない
  • 所得にはボーナスを含めない
  • 海外FXの確定申告には必要書類が存在する
  • 課税額はシミュレーションすることができる

確定申告は抑えるべきポイントを知らないと、課税額が多くなり損をしてしまう恐れもあります。そのため、海外FXの確定申告におけるポイントについて抑えることは重要なことです。

それではこれら5つのポイントについて、ひとつずつ確認していきましょう。

国内FXとは損益を相殺できない

海外FXの確定申告における注意点として1つ目は、「国内FX業者と海外FX業者で損益を相殺することはできない」ということが挙げられるでしょう。たとえば、1年内に国内FX業者から海外FX業者に乗り換えた場合、確定申告で損益の相殺はできないということになります。

なぜかというと、国内FX業者と海外FX業者はそれぞれ、税区分が異なっているためです。国内FX業者では申告分離課税、海外FX業者では総合課税という税区分になっています。

このため、海外FX業者で利益が発生し国内FX業者で損失が出た場合、海外FX業者の利益分が課税対象となるのです。損益通算はできないため、海外FXの利益全額が課税対象額となります。

海外FXでは損失を繰越できない

海外FXでは、損失繰越を利用することができません。そのため、海外FXの収益がマイナスの場合、翌年にマイナス分の損失を繰越することはできないということです。

国内FXの場合、1年間の損益がマイナスであったとしても、確定申告を行えば最長3年まで損失繰越することができます。一方、海外FXでは損失繰越することができないため、どれだけ損失が拡大したとしても、1年のサイクルで損益が確定してしまうのです。

海外FXの確定申告には、このような特徴があることをしっかりと抑えておきましょう。

所得にはボーナスを含めない

海外FX業者の特徴としては、豪華なボーナスキャンペーンを行なっているということが挙げられるでしょう。しかし、海外FXでもらったボーナスは所得に含めない場合があります。

それは、「出金できないボーナス」の場合です。出金することができないボーナスの場合は、課税対象外となります。

海外FX業者におけるボーナスは出金できない「証拠金として使えるボーナス」であることが圧倒的に多いため、ほとんどの場合では課税対象外となるでしょう。

また、ボーナスが出金可能かどうかは、取引プラットフォームであるMT4(メタトレーダー4)のターミナル画面から確認することができます。出金できるかどうか分からないときは、MT4から1度確認してみましょう。

海外FXの確定申告には必要書類が存在する

海外FXの確定申告には、以下のような必要書類が存在します。

  • 給与所得の源泉徴収票(給与所得者)
  • 各種控除を受けるための証明書
  • 年間の取引収支証明書
  • 経費の領収書

この中でも、給与所得者は「給与所得の源泉徴収票」、自営業などの方は「各種控除を受けるための証明書」が、必ず用意するべき書類です。

勤めている会社で年末調整を行なっている場合、社会保険料・生命保険・地震保険・住宅借入金等特別控除の額は源泉徴収票に記載されています。ただ、給与取得者でない個人事業主などの方は、各種控除を証明する書類(国民年金、国民健康保険、生命保険、地震保険、住宅借入金等控除)が必要です。

また、経費の領収書やレシートは提出の義務・必要はありませんが、保管期間が定められています。保管期間は、青色申告・白色申告ごとに異なっているため注意しましょう。

  • 青色申告:7年間の保管
  • 白色申告:5年間の保管

課税額はシミュレーションすることができる

「海外FXの課税額を簡単に計算したい!」

そう思われている方におすすめなのが、「海外FX税金計算シミュレーター」です。海外FX税金計算シミュレーターを活用することで、所得税・住民税の計算を簡単にシミュレーションすることができます。

ただあくまで、おおよその見積もりとなるため、実際の課税額とは多少異なるということは注意しておきましょう。

まとめ

海外FXにおける確定申告の概要について、理解を深めることはできたでしょうか?本来、サラリーマンの方などは確定申告をする必要がないため、慣れない作業が多いと思います。

しかし、義務である確定申告をしっかりと行えるようになることで副業における利益などが明確になり、FXのモチベーションを高めることに繋がります。そのため、確定申告はしっかりと行なっていきましょう。