どのような手法でも100%勝てる手法はありません。
そのため、トレーダーであれば誰もが損切りした経験があるでしょう。筋の通ったリスクをとり、エッジの効いた取引をするためには、逆指値を途中で大きくしたり、損切ラインを切り下げたりすることは絶対にしてはいけません。
FXにおいて何よりも重要なのが負けているときのメンタルの管理です。そこでこの記事では、FXのメンタルの重要性やメンタルコントロールについて徹底解説していきます。
FXのメンタルにおける重要性
FX業界では2割が利益を出して8割が損をしていると言われています。その2割に入るには、しっかりとメンタルの管理が出来て、エッジの効いた取引にのみ参加する必要があります。そのため、FXにおいてメンタルはとても重要なのです。
負けているトレーダーの特徴は、手法にばかり重視していることです。この手法はここがダメだから使えない、ポジション回数が少ないから使えない、などと様々な理由を作って変更を加えたり、再び次の手法を探したりします。
例えば、ロングエントリーと損切りを繰り返しているとします。負けがこんでくると、メンタルの弱い人は、大きな損失を取り戻そうとして大きなポジションを取って、また負けることで損失を繰り返してしまいます。
一方で、勝っているトレーダーは手法よりメンタルの管理を重要視します。
FXのメンタルコントロール
FXのメンタルコントロールとして、海外FXバンク編集部(編集長 柏木修一:通称オペラ)が実際に気をつけていることは以下の通りです。
- ルールの順守
- 負けを認めて損切すること
- 損小利大
それでは、順番にみていきましょう。
ルールの順守
スポーツや社会活動においてもルールや法律があるように、FXにおいても必ずルールが必要です。専業トレーダーやプロのディーラーも必ずルールの中で取引をしています。
ルールを守れる人は、無駄なポジションは保有しないですし、利確ポイントでしっかりと利確して、損切ポイントに達すると躊躇せずに損切できるのです。これがFX業界で生き残る最大の方法になります。
負けを認めて損切すること
100戦100勝いつやっても勝ち続けるトレーダーはいません。100連勝するトレーダーは確かに存在しますが、一度も負けたことがないトレーダーは存在しません。
FX業界ではデイトレードやスイングトレードであれば、6割の勝率で一流、8割の勝率で超一流となります。勝率1割でも利益を出すというトレーダーも存在しますが、通常の精神状態の方であれば、勝率1割のトレードなんてとても耐えられません。
人間は利益が出れば、「早く利確したい」「損はしたくない」「マイナス収支になれば損はしたくない」「もう少し待てば建値にはなるだろう」などと思ってしまいます。トレードをする以上、全ての取引において利益を上げることは100%不可能です。
負けをいかに認めて損切し、合わないと思った相場には立ち向かわないかが、勝敗の分かれ道であり生き残る方法です。いかに勝つかという事よりいかにして負けるかが重要だと思って下さい。
損小利大
FXにおいて損小利大はかなり重要です。大きな利益を狙いながら、上手くいかないときでも損失をどれだけ少なくするかがポイントとなります。
損小利大になるようにあらかじめ「損失は5pipsまで」などといったルールを決めておくといいでしょう。
決めたルールを一度でも破ると手法そのものが崩れるばかりか精神的リズムも狂ってしまうため、必ず守るようにしましょう。
なかなか勝てないという方のために、FX歴10年以上になる海外FXバンク編集部(編集長 柏木修一:通称オペラ)が、実際に行っているメンタルコントロールのやり方を公開していきます。