2020年は新型コロナショックで為替市場も非常に値動きが激しい年でした。TwitterなどのSNS上を見ると、破綻されている方も多かったようですね。
トレードで勝つためには、テクニカル分析をしっかりと勉強する必要があります。そこでこの記事では、FXのテクニカル分析の中でもボリンジャーバンドについて徹底解説していきます。
これからFXを始めるという方は是非参考にしてみてください。
ボリンジャーバンドとは?
ボリンジャーバンドとは、ボラティリティ(相場の振れ幅)を一定期間の価格から測定し、統計学を利用した「標準偏差」を使って、価格の変動範囲を予測するテクニカル指標のことです。ボリンジャーバンドは、ジョン・ボリンジャー氏が考案したテクニカル指標であり、考案されてから30 年程度しかたっていませんが、だいぶ浸透しているテクニカル指標です。
ボリンジャーバンドを簡単に説明すると、「売られ過ぎ」と「買われ過ぎ」を判断することができるテクニカル指標です。
統計上は、
- ±1σに入る割合:68.26%
- ±2σに入る割合:95.44%
- ±3σに入る割合:99.73%
の確率で収まると言われています。
ボリンジャーバンドの使い方
ここからは、ボリンジャーバンドの使い方を解説していきましょう。
使い方としては、2σ、3σから飛び出した時にエントリーして、 逆方向に振れて、逆方向の2σ、3σまたはボリバンのミドルラインで利確します。損切は2σでエントリーしたら、同方向の3σまで達したら終わりです。
押し目買い戻り売りが基本
大事なのは、上昇トレンドの時は押し目買い、下降トレンドの時は戻り売りに徹することです。FX初心者や負けトレードが続く場合は、逆方向にエントリ ーすることは勇気のいることですが、トレンドが付いている場合は、いったん逆に振られても戻る確率が高いので、勝率は上がります。
そして、もう一つ大事なのは「待つ」ことです。負ける方は待つことができません。FXは待つことができなければ勝てません。 副業トレーダーであれば、時間がないのでエントリーしたくなりますが、形ができなければ見送ることも大事なのです。
安易にエントリーして負けてしまうことはよくあることです。そうならないためにも、ボリンジャーバンドを使う際は、押し目買い戻り売りを基本ルールとしましょう。
ボリンジャーバンドの設定方法【MT4】
ここからは、ボリンジャーバンドをMT4で設定する方法を解説していきます。まずは、ご自身が利用しているMT4を起動させてください。
そうすると、上のメニューに挿入ボタンがあるので、「罫線分析ツール」の中から「トレンド」を選択して「Bollinger Bands」をクリックしましょう。
その後、期間の入力を求められるので「24」と入力して「OK]ボタンをクリックしてください。なお、スタイルで色を変更することができるので、見やすい色に変更するのもいいでしょう。
そうすると、下記のように3本の線が出現します。

次に、「挿入」から「罫線分析ツール」→「カスタム」→「Bands」を選択します。
その後、表示された「BandsPeriod」のバリューを「24」に変更しましょう。「BandsDeviations」のバリューを3.0に変更します。次にタブ「色の設定」をクリックします。チャートを見やすくするために、#0を「Blue」、#1・#2を「Yellow」に変更してみましょう。
そうすると、さらに2本の線が追加されます。下記のように緑色が2σ線、黄色が3σになります。

以上でボリンジャーバンドの設定は完了です。