ハイレバレッジやゼロカットなど、国内FX業者にはない魅力が海外FX業者には詰まっています。そのため、憧れている人も多いのではないでしょうか。そんな海外FX業者には、STP口座やECN口座など、国内FX業者ではあまり聞かない口座があったり、口座の種類が多かったりします。
easyMarketsも例外ではなく、口座タイプが全部で3種類ほどあり、それぞれ、口座開設できる条件と特徴があります。口座開設は、FX取引スタートにおいて第1ステップといえるほど、重要な手続きです。口座の特徴を把握しておくことで、この先、取引においても気をつけなければならない点がわかってきます。
そこでこの記事では、easyMarketsの口座タイプ(スタンダード口座とプレミアム口座とVIP口座)の3種類を徹底比較していきます。
さらに、海外FX歴10年以上の海外FXバンク編集部(編集長 柏木修一:通称オペラ)が、easyMarketsの3種類の口座タイプの中でもおすすめなのはどの口座タイプなのか、他社に比べるとスプレッドは狭いのかどうかについても徹底解説いたします。
目次
easyMarketsの口座タイプ【3種類】
easyMarketsには、スタンダード口座とプレムアム口座、VIP口座の3種類の口座タイプがあります。どの口座タイプで取引しているかで、取引スプレッドなどの取引条件が異なり、さらには、口座開設にも条件があります。
また、easyMarketsの口座タイプは共通した条件も多く、以下項目はいずれの口座タイプも共通している取引条件です。
- スプレッドが原則固定
- 取引ツール
- 取扱銘柄
- 最大レバレッジ
- ゼロカット対応
- 取引手数料が無料
- 口座管理費用が無料
easyMarketsは口座タイプと合わせ、取引ツールをMT4を使うか、独自ツールを使うかによっても違いが出てくるのが特徴です。
では、3種類の口座タイプはそれぞれどのような特徴があるのでしょうか。その特徴について詳しくみて行きましょう。
easyMarketsのスタンダード口座における特徴
easyMarketsのスタンダード口座は、easyMarketsが提供している口座タイプの中でも、最もハードルが低い口座です。プレミアム口座とVIP口座との大きな違いとして、最低入金額とスプレッドがあります。
最低入金金額は100ドル
スタンダード口座の最低入金額は100ドル(日本円で1万円ほど)であり、比較的どのトレーダーにも開設しやすい口座タイプとなっています。
MT4で取引する場合のスプレッド
スタンダード口座でMT4を用いて取引する場合、スプレッドは、ドル円で2.0pipsで取引が可能です。
独自ツールで取引する場合のスプレッド
スタンダード口座で独自ツールを用いて取引する場合、スプレッドは、ドル円で2.4pipsで取引が可能です。
easyMarketsのプレミアム口座における特徴
easyMarketsのプレミアム口座は、スタンダード口座よりも取引環境が良く、easyMarketsが提供する口座タイプの中でも、ちょうど真ん中に位置する口座です。
プレミアム口座も、他の2種類の口座タイプとは、最低入金額とスプレッドに大きな違いがあります。
最低入金金額は2,000ドル
プレミアム口座の最低入金金額が2,000ドル(日本円で20万円ほど)であり、スタンダード口座に比べ一気に口座開設条件が高くなっています。
MT4で取引する場合のスプレッド
プレミアム口座でMT4を用いて取引する場合、スプレッドは、ドル円で1.8pipsで取引が可能です。
独自ツールで取引する場合のスプレッド
プラミアム口座で独自ツールを用いて取引する場合、スプレッドは、ドル円で2.2pipsで取引が可能です。
easyMarketsのVIP口座における特徴
easyMarketsのVIP口座は、その名の通り、easyMarketsが提供する口座タイプの中でも、最も取引環境がよく、資金に余裕がある投資家向けの口座タイプとなっています。他の2種類の口座タイプに比べ、入金額がぐっと上がり、スプレッドも狭くなっています。
最低入金額は10,000ドル
プレミアム口座の最低入金金額が10,000ドル(日本円で100万円ほど)であり、口座開設の敷居が高い口座です。資金に余裕があるトレーダーでないと開設することができません。
MT4で取引する場合のスプレッド
プレミアム口座でMT4を用いて取引する場合、スプレッドは、ドル円で1.0pipsで取引が可能です。このスプレッドの狭さは、他社に引けを取らない水準となっています。
独自ツールで取引する場合のスプレッド
プラミアム口座で独自ツールを用いて取引する場合、スプレッドは、ドル円で1.5pipsで取引が可能です。MT4に比べるとスプレッドは広めですが、それでも他社に比べると高水準と言えるでしょう。
easyMarketsの口座タイプでおすすめは?
easyMarkets は、口座タイプからもわかるように、資金が多くなれば、狭いスプレッドで取引ができるようになります。
また、 easyMarketsは、海外FX業者でも珍しく、スプレッドが原則固定となっているため、短時間で多くの取引を行う、スキャルピングトレーダーにおすすめのFX業者なのです。
そんな中でも、最狭水準で取引ができるプレミアム口座やVIP口座は、スキャルピングトレーダーにも魅力的な環境であるといえるでしょう。
スタンダード口座は、プレミアム口座とVIP口座に比べ、スプレッドが広く、他の海外FX業者と比較してもやや広めの印象となります。しかし、easyMarketsでは、口座タイプの違いは、スプレッドの広さと最低入金金額が主です。最大レバレッジやゼロカット対応などは共通で、取引ツールも共通です。
そのため、スタンダード口座でも easyMarketsの魅力でもある、「フリーズレート」や「 dealCancellation(ディールキャンセレーション) 」は、スタンダート口座でも使え、サポートも日本語対応が可能であるため、海外FX業者に興味のあるトレーダーも口座開設しやすい魅力もあります。
easyMarketsのスプレッドを競合他社と比較
easyMarketsの口座タイプ別にスプレッドを紹介しましたが、競合他社と比較するとどれくらいのスプレッドなのでしょうか。easyMarketsのスプレッドの比較表をまとめました。
海外FX業者 | 口座タイプ | スプレッド (ドル/円) |
easyMarkets | ①スタンダード口座(STP口座) ②プレミアム口座(STP口座) ③VIP口座(STP口座) | ①2.0pips ②1.8pips ③1.0pips |
XM | ①スタンダード口座(STP口座) ②マイクロ口座(STP口座) ③ゼロ口座(ECN口座) | ①1.9pips ②1.9pips ③0.2pips(トータルコスト1.2pips) |
IS6FX | ①スタンダード口座(STP口座) ②マイクロ口座(ECN口座) | ①1.8pips ②1.8pips |
AXIORY | ①スタンダード口座(STP口座) ②ナノ口座(ECN口座) | ①1.5pips ②0.3pips(トータルコスト0.9pips) |
iFOREX | ①エリート口座(STP口座) | ①0.9pips |
海外FX業者の口座タイプとして、STP口座とECN口座の両方を提供しているケースが多いのが特徴です。
STP口座とは、FX会社を経由して取引を行う口座で、トレーダーの注文はシステムにより自動的にマッチングされます。
一方、ECN口座とは、電子取引所で取引を行う口座で、トレーダーの注文は電子取引所に渡され、適切な価格でマッチングされます。ECN口座は、STP口座に比べ、手数料がかかるものの、スプレッドが狭い特徴があります。
ちなみに、easyMarketsはECN口座の提供はなく、スタンダード口座、プレムアム口座、VIP口座のいずれもSTP口座の部類に入ります。STP口座でこれだけの口座タイプを揃えているのもeasyMarketsの魅力であるといえるのではないでしょうか。
それでは、実際に他社とのスプレッドの違いをみていきましょう。easyMarketsのスタンダード口座とプレミアム口座のスプレッドは、一番広くなっているものの、スプレッドが原則固定で手数料無料であるため、余分なコストがかからない魅力があります。
また、VIP口座のスプレッドは他社のSTP口座に比べると大変狭く、手数料がかかるECN口座のトータルコストにも引けをとらない狭さとなっています。easyMarkestのスプレッドが広いと言われていますが、比較すると大きなデメリットとは言えないスプレッドであると考えられるのではないでしょうか。
まとめ
easyMarketsでは、STP口座でもある口座タイプを3種類も提供しており、その3種類には多くの共通のメリットがあることに加え、入金金額が多くなればなるほど、口座タイプをランクアップでき、狭いスプレッドで取引することができます。
いずれの口座であっても、最大レバレッジが変わらず、原則固定のスプレッドを提供しています。一定時間内であれば注文をキャンセルできる「dealCancellation」や、一定時間レートを固定できる「フリーズレート」など、トレーダーが有利に取引できる魅力的な機能も満載です。
どの口座を開設しても、このサービスを利用できるのは、eayMaeketsの最大の魅力といえるのではないでしょうか。